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メテオラ奇岩群の誕生秘話
メテオラとは、空中につりあげられたという意味です。
ギリシャ語で空中という意味のメテオロスという言葉が由来です。
朝もやが立ち込める中、ふと空を見上げたときに見えるその光景は、まさに空中に浮かんでいるという言葉がふさわしいです。メテオラの奇岩群はユネスコの複合遺産に登録されています。

写真:メテオラ奇岩群に建つ修道院
しかし何故このような奇岩群が誕生したのか、今でも分かっていません。
一番代表的な説は、風食作用や水の浸食作用によるものです。大昔、この辺りは湖だったという前提からこの説が出ました。しかしこの説には疑問視する声があります。
というのも、紀元前後にギリシャ旅行をし、現在のメテオラ周辺の地理について紀行文を残しているリビイとストラボンは、もきちんと書き記しているにも関わらず、この奇岩群については触れていないからです。
故にこの時代にはまだ、奇岩群は出現していなかったということになりますね。
もうひとつ神話の世界での話で、あるときゼウス神が天界から投げつけた岩石がここに残った、という説もあります。どちらにしてもこの幻想的な光景は一度見たら忘れられません。
現在メテオラには5つの修道院があり敬虔な修道士や尼僧たちが昔と変わらぬ活動を続けていますが、最盛期の15〜16世紀にかけては24にも達したそうです。国王の保護を受け、ギリシャ正教の聖地として発展してきました。
現在も活動中の修道院
・メガロ・メテイロン修道院(メタモルフォシス修道院)
・ヴァルラーム修道院
・ルサノス修道院
・アギオス・ニコラオス修道院
・アギア・トリアダ修道院
・アギオス・ステファノス修道院
メテオラの奇岩群は低いものでも20〜30m、高いものになると400mもあります。
この頂上に、幾つもの修道院が建てられています。
今世紀初頭まで階段はおろかハシゴさえもなかったメテオラの奇岩群にどうやって?と疑問に思ってしまいます。
シーズン中には1日およそ2000人の観光客が訪れます。

